プライオリティ・パスを入手できるクレジットカード全部紹介
世界145ヵ国、600以上の都市にある空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パス。利用できる空港ラウンジは落ち着いた空間の中で軽食も無料提供される上質なラウンジが多く、海外旅行通の方にとってプライオリティ・パスはぜひとも持っておきたい憧れのカードです。
プライオリティ・パスは普通に入会すると99~469ドルの年会費が必要ですが、クレジットカードの付帯サービスとしてプライオリティ・パスに無料で入会することもできます。プライオリティ・パスに無料入会できるクレジットカードをまとめて全部紹介します。
プレステージ会員に無料入会できるクレジットカード
プライオリティ・パスの中で最上位のプレステージ会員に無料で入会できるクレジットカードは下表の20種類です。プレステージ会員は回数制限なく年に何度でも空港ラウンジを利用できます。通常なら年会費が469ドルかかりますが、以下のクレジットカード所有者は無料で入会できます。
クレジットカード | 年会費 (税抜) |
インビテーション | 家族カード会員への発行 |
---|---|---|---|
楽天プレミアムカード | 10,000円 | 不要 | × |
JCBゴールド ザ・プレミア | 15,000円 | 必要 | × |
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 20,000円 | 不要 | ○ |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 20,000円 | 必要 | × |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 20,000円 | 不要 | × |
Miles & More MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 28,000円 | 不要 | ○ |
JCBプラチナ法人カード | 30,000円 | 不要 | × |
楽天ブラックカード | 30,000円 | 必要 | ○ |
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ | 31,000円 | 不要 | ○ |
JAL・JCBカード プラチナ | 31,000円 | 不要 | × |
SuMi TRUST CLUB プラチナカード | 35,000円 | 不要 | × |
三井住友プラチナカード | 50,000円 | 不要 | ○ |
JCB ザ・クラス | 50,000円 | 必要 | × |
ANA JCBカード プレミアム | 70,000円 | 不要 | × |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000円 | 不要 | × |
ダイナースクラブ プレミアムカード | 100,000円 | 必要 | ○ |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 同伴者1名まで無料 |
130,000円 | 必要 | ○ |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 同伴者1名まで無料 |
150,000円 | 不要 | ○ |
ANAダイナース プレミアムカード | 155,000円 | 必要 | ○ |
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード | 350,000円 | 必要 | ○ |
スタンダード会員に無料入会できるクレジットカード
プライオリティ・パスの中で最も年会費がお手頃なスタンダード会員に無料で入会できるクレジットカードは下表の4種類です。スタンダード会員は空港ラウンジを1回利用するごとに35ドル必要です。通常なら年会費が99ドルかかりますが、以下のクレジットカード所有者は無料で入会できます。
クレジットカード | 年会費 (税抜) |
インビテーション | 家族カード会員への発行 |
---|---|---|---|
SuMi TRUST CLUB ゴールドカード | 12,000円 | 不要 | × |
SuMi TRUST CLUB リワード ワールド カード | 12,000円 | 不要 | × |
アメリカン・エキスプレス・カード | 12,000円 | 不要 | ○ |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 年間2回まで無料 |
29,000円 | 不要 | ○ |
おすすめのクレジットカード
プライオリティ・パスに無料で入会できるクレジットカードは、上の表に示したように全部で24種類あります。この中からおすすめのクレジットカードはどれなのか選んでみましょう。
せっかくプライオリティ・パスに入会するなら利用料金なしで無制限でラウンジを利用できるプレステージ会員に入会したいものです。さらにインビテーション(招待)が必要なカードは、下位のカードで利用実績がないとすぐには作れないので候補から外れます。招待なしで作れるクレジットカードの中で、プレステージ会員に入会できるのは次の12種類です。
クレジットカード | 年会費 (税抜) |
インビテーション | 家族カード会員への発行 |
---|---|---|---|
楽天プレミアムカード | 10,000円 | 不要 | × |
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 20,000円 | 不要 | ○ |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 20,000円 | 不要 | × |
Miles & More MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 28,000円 | 不要 | ○ |
JCBプラチナ法人カード | 30,000円 | 不要 | × |
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ | 31,000円 | 不要 | ○ |
JAL・JCBカード プラチナ | 31,000円 | 不要 | × |
SuMi TRUST CLUB プラチナカード | 35,000円 | 不要 | × |
三井住友プラチナカード | 50,000円 | 不要 | ○ |
ANA JCBカード プレミアム | 70,000円 | 不要 | × |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000円 | 不要 | × |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 同伴者1名まで無料 |
150,000円 | 不要 | ○ |
この中で最も年会費が安いのは楽天プレミアムカードです。楽天プレミアムカードの年会費は10,000円(税抜)ですが、この年会費でプライオリティ・パスが付帯しているクレジットカードは他にはありません。プライオリティ・パスの最下位のスタンダード会員でも年会費が99ドルなので、プライオリティ・パスに入会するなら楽天プレミアムカードに入会してプレステージ会員になったほうが出費が抑えられます。
しかし楽天プレミアムカードの家族カード会員はプライオリティ・パスに入会することはできません。一人で行く出張や旅行なら問題ありませんが、家族旅行だったら自分一人だけラウンジを利用するわけにもいきません。
家族カード会員もプライオリティ・パスに入会できるカードで最も年会費が安いのはMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードです。しかも家族会員の年会費は二人目からは3,000円必要ですが、一人目は無料です。
また、カードの利用でマイルを貯めたい場合は、航空会社系カードのMiles & More MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードやJAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナがマイルが貯まって、家族会員も無料でラウンジを利用できてオススメです。
<年会費を抑えてプライオリティ・パスを利用したい人>
楽天プレミアムカード
<家族も一緒に無料で利用したい人>
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
<クレジットカードの利用でマイルも貯めたい人>
Miles & More MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ
プライオリティ・パスの紹介
プライオリティ・パスは、プライオリティ・パス社が提供する空港ラウンジサービスです。
プライオリティ・パス社の創業者が、空港でプレミアムクラスの乗客だけが専用のラウンジで待ち時間を過ごしているのを目にして「搭乗クラスに関係なく、手頃な会費で最高級の空港ラウンジを利用できないものか」と考えたことがきっかけとなり、プライオリティ・パスが誕生しました。
プライオリティ・パスの創業以来、同様のサービスがいくつも登場していますが、プライオリティ・パスの会員が利用できるラウンジは世界400都市に850か所以上あり、世界最多のラウンジ数を誇ります。
落ち着いた空間の中で軽食も無料提供される上質なラウンジが多く、プライオリティ・パスを持っていると、フライトの航空会社や搭乗クラスに関わらず、最高クラスのラウンジを利用できます。
空港の待ち時間を優雅に過ごすだけでも、旅行の印象や思い出もずいぶんと変わります。搭乗待ち時間が楽しみになり、より長くラウンジで過ごすために早めに空港に行ってしまうかも。
プライオリティ・パスの種類
プライオリティ・パスには「スタンダード会員」「スタンダード・プラス会員」「プレステージ会員」の3つの会員プランがあります。
会員種別 | 年会費 | ラウンジ利用1回につき | 同伴者 |
---|---|---|---|
スタンダード会員 | 99ドル | 35ドル | 35ドル |
スタンダード・プラス会員 | 329ドル | 10回まで無料(以降35ドル) | 35ドル |
プレステージ会員 | 469ドル | 無料 | 35ドル |
主な違いはラウンジの無料利用回数です。スタンダード会員は1回利用するごとに35ドル。スタンダード・プラス会員は10回までは無料で、それ以降は1回利用するごとに35ドル。プレステージ会員は回数制限はなく無料で何度でも利用できます。
年会費の差額とラウンジの無料利用回数を考慮して各プランを比較すると、年3回未満の利用ならスタンダード会員、年4~14回の利用ならスタンダード・プラス会員、年15回以上の利用ならプレステージ会員がそれぞれお得な料金設定になっています。
同伴者はいずれの会員プランも一人当たり35ドルで一緒にラウンジを利用できます。クレジットカードの付帯サービスとしてプライオリティ・パスを利用する場合は、同伴者の利用料金はクレジットカードによって異なり、一人当たり35ドルまたは2,000円(税抜)になります。
空港ラウンジの種類
一般的に空港ラウンジは大きく分けて2種類あります。
・カード系ラウンジ: カード会社や空港運営会社が運営
・航空系ラウンジ: 航空会社がビジネス/ファーストクラス利用客用に用意
カード系ラウンジはゴールドカード以上のクレジットカード所有者が利用できるサービスなので、利用対象者が多く、時間帯によっては座る席を見つけるのに苦労するほど混むこともあります。ソフトドリンクは無料ですが、アルコール類は有料または1本だけ無料のことが多いです。
航空系ラウンジは高額なビジネスクラスやファーストクラスの利用客、航空会社を頻繁に利用する上客向けのラウンジなので、スペースに余裕があり、飲み物はもとより軽食も無料で用意されているところもあり、カード系ラウンジより豪華な場合が多いです。
プライオリティ・パスはこれらのカード系ラウンジや航空系ラウンジと提携してサービスを提供しています。毎年提携ラウンジの数を増やし続けており、サービスが年々充実してきています。
ラウンジ種別 | ゴールドカード所有者 | プレミアムクラス乗客 | プライオリティ・パス | |
---|---|---|---|---|
カード系ラウンジ | 国内 | ○ | - | ○ |
海外 | 一部 | - | ○ | |
航空系ラウンジ | 国内 | - | ○ | ○ |
海外 | - | ○ | ○ |
多くのラウンジで無料Wi-Fiインターネット接続サービスや電子機器の充電設備を利用できます。また、一部のラウンジには会議室が併設されています。空港での待ち時間を有効活用できます。
プライオリティ・パスの利用方法
プライオリティ・パスで空港ラウンジを利用する際は、事前予約は必要ありません。受付でプライオリティ・パス会員カードと当日の搭乗券(または航空券)を提示するだけで利用できます。
プライオリティ・パスを持たない同伴者の利用があった場合、後日同伴者1人につき35ドルまたは2,000円(税抜)をカード利用代金として請求されます。